こういった方向けです。
本記事の内容
- WordPressを勉強するべき理由
- WordPress案件で稼ぐために最低限必要な知識
- WordPressのおすすめ勉強方法
なお、この記事を書いている僕は、Web制作フリーランス歴2年目。案件全体の9割をWordPressで制作しているため、ある程度の知識と経験が溜まってきました。
そこで今回、WordPress案件で稼ぐために「必要な知識と勉強方法」を、完全初心者向けに解説していきます。
というわけで、早速見ていきましょう。
WordPressを勉強するべき理由
そもそもWordPressとは?
Web制作案件でも「WordPress」を使用する案件が圧倒的に多いため、習得することで仕事の幅・単価が一気に上がります。
実際にWeb制作フリーランスの方を見ても、HTML/CSSだけで活動している人は少なく、WordPressメインでやっている人が多いです。
今後Web制作フリーランスを目指すなら、WordPressの勉強は欠かさずやっておきましょう。
WordPressに向いていない案件
もちろん、「何でもかんでもWordPressで作れば良い」ってものでもなく、支払いが発生する「ECサイト」には特に向いていません。
ECサイトを作るときは、BaseやSTORES、もしくは少し専門知識が必要になりますが「Shopify」を使うのがおすすめです。
逆に言えば、それ以外のコーポレートサイト・ブログサイト・LPなどは、WordPressで作るのが最適かと思います。
WordPressはSEOにも強く、お問い合わせフォームやセキュリティの強化なども簡単にできるので、使わない理由がないです。
WordPress案件で稼ぐために最低限必要な知識
ざっくりと、最低限必要な知識は3つです。
- HTMLで構築したサイトをWordPress化できる知識
- 投稿記事を取得し、表示できる知識
- プラグインを使ってお問い合わせフォームを作れる知識
HTMLで構築したサイトをWordPress化できる知識
まずはHTML→WordPress化の流れを理解しましょう。
WordPress化で押さえておくべき事
- PHPの理解
- パーツ化の理解
- テンプレート階層の理解
- テンプレートタグの理解
①PHPの意味を理解
PHPと聞くと「ギクっ!」と来る人もいるかと思いますが、そこまで難しくないのでご安心ください。
「if」を使った条件分岐だったり、「while」を使ったループ処理など、WordPressで使うPHPは「簡単な基礎部分だけ」なので、少し勉強すれば理解は可能です。
コードを見てそれがどんな実装をしているのかが分かれば、「ググってコピペ→自分なりにカスタマイズ」という流れで解決できます。
②パーツ化の理解
よくあるコーポレートサイトを想像してみてください。
例えば、ヘッダーやフッター部分は、サイト内のどのページも同じですよね。こういった「共通部分」はパーツ化をして使い回すことができます。
- ヘッダー:header.php
- フッター:footer.php
上記のように、ヘッダー専用の「header.php」というファイルを作り、読み込ませたい箇所に <?php get_header(); ?> という読み込みコードを書けば、たった一行でヘッダーを読み込むことができます。
何でこんなことをするのか?
パーツ化をすることで、1つ修正をすれば共通部分全ての修正ができるからです。パーツ化をしないと、全ページのコードを1つ1つ修正する必要がありますよね。こういった手間の削減や、変更箇所を見つけやすいというメリットがあります。
③テンプレート階層の理解
WordPressには、テンプレートファイルというものが存在します。
例えば・・・
- front-page.php(トップページを表示する)
- page.php(固定ページを表示する)
- single.php(投稿ページを表示する)
上記のように、それぞれのページごとに使用する「ファイル名」が決まっています。
少しややこしいですが、WordPressをやるなら理解は必須です。後ほど勉強方法も解説するので、このまま進めていきますね。
④テンプレートタグの概念の理解
特定の情報を引き出すために、テンプレートタグを使用します。
よく使うテンプレートタグ
- <?php the_title(); ?>:記事タイトルを表示させる
- <?php the_content(); ?>:記事の本文を表示させる
- <?php the_permalink(); ?>:記事のURLを表示させる
- <?php the_date(); ?>:記事の投稿日時を表示させる
- <?php the_category(); ?>:記事のカテゴリー名を表示させる
先ほど解説した「ヘッダーを読み込むためのコード」もテンプレートタグの1つです。
他にもまだまだありますが、暗記する必要はありません。やりながら身に付いていくものなので、現時点では「こういう概念があるのか」くらいでOKです。
投稿記事を取得し、表示できる知識
例えば、下記3つのような「定期的に記事を更新していく部分」はサイトでよく見かけますよね。
- 新着情報
- お知らせ
- ニュース
「WordPress管理画面で記事を投稿する→投稿内容を取得してサイトに表示させる」といった機能を作る知識が、制作者側に必要となります。
そのためには先ほど解説した「while」を使ったループ処理やテンプレートタグを使う必要があるので、しっかり理解しておきましょう。
プラグインを使ってお問い合わせフォームを作れる知識
プラグインは沢山ありますが、いきなり全て覚える必要はありません。
最初は「Contact Form7」というプラグインを使って、お問い合わせフォームを作れるようになりましょう。
そもそもプラグインとは?
WordPressの公式サイトを見ると、このように書かれています。
簡単に言うと、「WordPressに新しい機能を追加して、より便利に利用していく為の機能」といったイメージですね。問い合わせフォームだけでなく、セキュリティの強化やバックアップをするなど、様々なプラグインがあります。
お問い合わせフォームを自分で1から作るのは、結構ハードル高いです。「Contact Form7」を使えば簡単にサクッと作れるので、ぜひ勉強してみましょう。下記の動画が超絶わかりやすいです。
WordPressでお問合せフォームを作る方法をデモ解説【ContactForm7】
WordPressのおすすめ勉強方法
ひとまず、僕が公開しているnoteを一通りやってください。HTML→WordPress化の流れを、お手本コードを見て写経しながら学べる教材です。ちなみにお値段は500円。今回紹介した基礎知識は身につくと思うので、ぜひ。
HTML→WordPress化の流れを完全初心者向けに解説します【Web制作独学】
もう少し難易度を上げて専門知識を習得したい方は、下記の書籍がおすすめです。
ビジネスサイトを作って学ぶWordPressの教科書
上記のほか、より理解を深めるために「YouTube」を活用しましょう。
おすすめのYouTube
上記3名の動画がおすすめです。とりあえず色々見まくるといいです。
学習のコツは、とにかく手を動かすこと。
動画を見るだけでも勉強にはなりますが、「自分で手を動かすこと」が一番成長できるので、ぜひ試してみましょう。
最後に:WordPressで最低限知っておくべき用語
- テーマ:サイト全体のテンプレートのこと
- プラグイン:機能を拡張・追加するためのアプリみたいなもの
- 投稿ページ:ブログのように定期的に更新していくページ
- 固定ページ:更新する必要がない固定されたページ
- テンプレートファイル:ページの種類ごとに指定されている雛形ファイル
プラスαで知っておくといい用語
- カスタム投稿タイプ:新たに別の投稿タイプを作る機能
- タクソノミー:カスタム投稿タイプのカテゴリーやタグのこと
- ターム:タクソノミーにおける個々の項目のこと
- カスタムフィールド:デフォルトの投稿フォーマットを拡張した別の情報を追加できる機能
- メインクエリ:リクエストされたURLに基づいて必要なデータを取得する要求
- サブクエリ:メインクエリで取って来れない情報を要求
WordPressって最初はめちゃくちゃ難しく感じますが、慣れてきたら本当に便利だし、使い勝手も非常に良いです。
今回解説した内容がしっかり理解できれば十分仕事になるレベルかと思うので、まずはここを目指してください。
WordPressは知識を深めれば深めるほど出来ることも増えるため、クライアントに「提案できる事」もどんどん増えていきます。
なのでフリーランスとしてレベルアップしていくためにも、ガンガン勉強していきましょう。
というわけで、今回は以上とします。
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